東方の花解説



東方の花解説



注意!
:この設定は、多分にオリジナル要素が入っているので、正式なウオーハンマーの歴史と重ねられても困ります。ハイ。
 また、ちびっと「銀の鍵」に関係する連中がいますが、お気になさらずに。
 大体、コイツが此方でのこやつなのだな〜位に思って下さい。




【アスティア・タージュ】
:白騎士。始まりの騎士。ウッドエルフの友。白きドラゴンの御子。運命の騎士。偉大なる森の騎士。妖精騎士。多くの銘を持つ騎士。
 背徳の王子、ダークエルフの王メルキスの血を引く人物であり、メルキスの娘スイランに育てられる。魔竜ガルラークの選んだ駒の一つ。
 「東方の花」の主人公のハズだが、台詞は第4話に至っても未だ無い。
 後の王室ブレトニー族に仕える事になる。
 後の騎士伝説を殆ど体現した人物であり、故に後世では複数の人物説が唱えられるほどであり、後の歌劇では隣の帝国の建国王シグマールに仕える12騎士の一人になっている。
 【黒の剣】の所有者。
 初代国王ブリトンの妹クランカランを妻に持つ。
 しかし、それは騎士として、ブリトンの友として友情の延長であり、クランカランに愛情はあってもそれは保護者として、夫としてであり、本当の想いは育ての親でもあるスイランに向けられている。
 それは、想いを寄せるクランカランにはある種非常な……それでも、彼女はアスティアを愛し続ける。
 

 アスティア=太助/?=フェイラン

【メルキス】
:ダークエルフの王にして、初代ハイエルフ王の王子。魔女の王。
 かつて、純潔の象徴とまで呼ばれた人物であり、父の死後各地に旅をした最中に人間との間に子供を設けている。アスティアの遠い先祖。
 旅を終えたとき、彼は母親の行おうとしていた魔術を止め様として命を落とし、母親が闇の力で蘇らせた為にダークエルフになる。
 この世界での七梨太助であり、闇の存在になった今でもこちら側のシャオリンを求めてより強大な闇の力を振う。
 彼の持つ闇は強大であり、その重さを支えてくれる存在としてシャオリンを探し、この世界に散らばるシャオリンの面影を手当たり次第に貪り、おそらくシャオリン本人すら耐えきれない闇で相手を押し潰してしまう運命にある。
 スイランの母親も、こうして壊された女性の一人である。メルキスは、そんな女性たちを哀れんでも、愛する事は無い。というか、出来ない。
 こうなり得る七梨太助が持つ可能性(シャオと出会わなかった)の一つ。
 微妙にマザコンっぽい(シャオも太助の母親似ダシネ)。

 メルキス=子供の頃の七梨太助



【アナリオン】
:メルキスの父親にして、初代ハイエルフ王。
 宝剣サンファングを振い、オールドワールドをケイオスという邪悪な力から守り、ハイエルフとオールドワールドに秩序の黄金時代をもたらした英雄。
 多くのエルフの姫が彼に恋したが、アナリオンの求めた物は家族との小さな平和であり、権力や名誉ではなく、まして美姫との色恋ではなかった。
 そんな彼が妻として選んだのは、邪神に封印されていた邪神の巫女モラスィ。
 深淵の闇に封じられていたモラスィを光の下に救い上げるという事をやってのけた正に英雄。
 光神の転生とも称えられ、有る意味全ての始まりの人物である。
 妻モラスィに掛けられた邪神の最後の呪いを解くため、邪神に挑んだまま戻ってこなかった。
 生前、魔竜ガルラークの誕生に居合せ、数度ガルラークを撃退している。
 ?。よく考えれば、この人がモラスィを救わず斬っていればこの噺はおろか、ダークエルフという種族は生まれなかった訳だから、有る意味業深い人。

 アナリオン=太助+α


【モラスィ】
:最初のダークエルフ。闇の皇后。
 ケイオスの邪神によって封印されていた処を、ハイエルフの王アナリオンに救出されたケイオスの巫女。
 感覚も感情も無く、意思すら無かった彼女に陽光の温かさ、月光の清廉さを教え、慈しみや喜びを説き、大地の持つ命の尊さを教え、風の齎す新しい空気の匂いを伝え、眩しく輝く光の世界へ怯えるモラスィに手を差し伸べたのもアナリオンであった。
 しかし、ケイオスの邪神は自分の手元から逃れたモラスィを破滅させるべく力を振い、ハイエルフの姫たちに嫉妬の焔を吹き込み、モラスィを王宮で孤立させ、さらにアナリオンも殺害す。
 自分を導いてくれる唯一人の存在である夫を失い、悲嘆に暮れるモラスィは他のハイエルフたちから嫉妬の標的にされ、残された息子一人を支えに生きていたが、その息子を迫害するハイエルフの王室に反感を抱き、復讐すべく闇の力を振い、反乱を引き起こす。
 まぁ、メルキスが太助の暗黒面とすると、シャオのダークサイド。南極寿星という有る意味リミッターのなかった場合の彼女の可能性。


 モラスィ=シャオリン−1


【スイラン】
:森の姫、妖精の姫、東方の花、グリーン・エンプレス、無冠の皇女、大地の娘、サイレント・フローレス、様々な呼び名を持つウッドエルフの少女。
 後世では、優れた騎士を育てる森の貴婦人として騎士たちに崇拝される反面、優れた騎士を妖精の国に連れていってしまう「夢見の森」に宿る妖精と多くの女性たちから恐れられている。
 ダークエルフの王メルキスを父に持ち、ハイエルフの巫女だった母を持つ。
 フォレストドラゴンを友に持ち、エントとも称される森の巨人ツリーマンの認めた森の守り手であり、ウッドエルフたちが人間への干渉として育てたアスティア・タージュの育ての親。
 複雑な環境で育ったせいか、感情を無意識に抑制する癖があり、物言いがクールな印象を受けるが、実は感情を表現するのが下手なだけである。
 自分に与えられた使命をこなす事が自分の存在理由と思っており、常に長老達の要求以上の事をして自分の存在を認めてもらいたいと考えていた。
 ウッドエルフの長老たちはそんなスイランに精神的限界が近い事を察してアスティアの育成という役目を与えたのだった。感じ的には、ペットを与えた程度であり、アスティア一人で言葉程の影響を人間に与えられるとは考えていなかったのが真実。
 結果、スイランはアスティアを偉大な騎士として育て上げるのだが、どうやらその根底には彼女の望んだ「父親」の面影がちらつく。
 実の父親が残した【黒の剣】を振う騎士として成長したアスティアと再会したとき、魔竜のゲームは幕を開ける。
 始めはアスティアを鍛え、育てる者として見守っていたが、やがて惹かれてゆく。

 スイラン=キリュウ


【ガルラーク】
:ゲームの競技者ではなく、賭博者。
 邪神の僕たる大悪魔と竜王の魂が刹那のゲームとして思いついたのがこの噺。
 双頭の竜であり、邪悪なドラゴンの名に恥じない怪物。
 ハイエルフもダークエルフもコイツには意味を成さない。
 想いを玩び、多くの命が刹那の輝きを放つ事がコイツの望みであり、その為であれば同属のデーモンすら駒として使う。

 ガルラーク=該当キャラ無し。



【黒の剣】
:「黄衣の王」シリーズにも登場している反則存在。
 一度眼を付けたらなんのその、世界を消滅させてもアナタを放しません!というゴムタイな御方。
 別名をストームブリンガーという。前の持ち主だったエルリックには逃げられたので、不て腐れて暫く眠っていたらしいが、太助の存在を感知して勝手に主と認めて次元跳躍の機会を狙っている様だ。
 混沌の化身であり、宇宙の深淵に潜む邪神もびびるスーパーアイテム。
 持ち主に力を与え、その力故に周囲から孤立して行き、自分と主だけの世界を望む。
 一見してお淑やかで一歩下がった言動だが、その実、主を篭絡する手練手管に長けた問題人物(?)である。
 どうやら、太助の一部であるメルキスが一時期所有していた為に太助の存在を感知したらしい。で、かつて自分が倒した敵の中で唯一生きている(?)存在の名を借りて稀に人の姿を取る事がある。
 オールドワールドに太助が誕生するまでアスティアの血筋を守って行くのだが、そんな面倒をすると云う事は、少なからずアスティアに好意を持っていたのだろう。

 黒の剣=?


【ブリトン】
:騎士道国家ブレトニア初代国王。
 アスティアの友人であり、辺境部族ブレトーニの族長の弟。
 妹想いの良い奴であり、若干直情的な部分も持ち合わせているが、何より気迫と気力に溢れており、小事に拘らず、本能で物事の中枢を掴み取る感覚を持つ。
 本来ならば、族長である兄の下で一介の騎士として過ごす人生だったが、アスティアをブレトーニ族に引き込んだ事で彼の運命は王への道を歩み始める。
 赤き竜の御子。


 ブリトン=たかし


【クランカラン】
:ブリトンの妹であり、オークに襲われている所をアスティアに助けてもらうという出会いを経て彼に惹かれて行く。
 彼女の願いはアスティアに振り向いてもらう事であり、その願いは叶う事は無い。
 彼女が残すアスティアの血筋の果てに此方の世界での太助であるクーリィ・タージュが産まれる。

 クランカラン=花織


【汝蓮(ルーレン)】
:古代神話の太陽神の名を含む名前の最強騎士。
 今をときめく某魔法少年みたいにヒポグリフに乗っている。
 古代の太陽神がスイランと交わした約束「時の果てに再会を約束しよう」に従い、転生したアスティアの姿。
 オールドワールド時間で1529年後、彼はキリュウと再会する?

 ルーレン=フェイラン=アスティア


【古代神話の太陽神】
:生命を司り、強大な力を持つ女神様。此方では上位精霊らしい。
 ケイオス神と同等以上の力を持つが、全能故に無関心に、道化の如く世界を傍観している。
 その助力を求める代償は命であり、運命に玩ばれたスイランの命と引き換えに彼女の望みを叶える。
 ド派手な衣装を纏った女神であり、「古き者」と共にオールドワールドを創造した存在の一人。
 ミンダナオ島の食虫植物なゴォス姉ちゃん。

 古代の太陽神=エンジェルーアンとデヴィルーアンの飼主。ついでにお腹に陽天心菌も飼っているらしい。


【ナナ・イ・リキュリア】
 フォレストドラゴンというオールドワールドに棲む草食のドラゴン。  スイランの友人であり、スイランの運命を知る存在。
 ガルラークの遊びを知っており、その背後に潜む「純粋なるケイオス」の意図を知る数少ない登場人物。
 こやつ以外に「純粋なるケイオス」の意図を知るのは、陽天心菌の持ち主だけである。

 フォレストドラゴン=那奈


【フランシス】
:ブリトンの実兄であり、ブレトーニ族族長。
 かなり強力な霊力を持っており、自分の死期を予知している。
 予知能力を備えており、その力で部族を纏め上げ、グリーンスキンに対抗していたが、突然変異の力に頼る体制の脆さも知っており、弟に権限を譲る機会を模索していたが、アスティアの登場によって【赤の竜と白の竜】という運命を幻視してしまう。
 赤の竜と共に人類国家を築くか、白の竜と共に森の妖精たちと共に生きるか。その選択にフランシスは人間として選択する。

 フランシス=出雲