『ぴっぴー、ぴっぴー、ぴっぴー。
起きるナリ、起きるナリ、起きるナリ』
――がちゃこん。少年は愛用の目覚し時計(かれこれ十年来の友である)のチョンマゲを押すと、念のため時刻を確認した。
大体物語の始まりだと「いっけねー!遅刻だ!」と慌てて飛び起きて、でもってトースト口にくわえて学校へ走ってるとヒロインとぶつかってフォーリングラヴ(はぁと)というお約束な展開が予想されるが、この作品は出来損ないのサツマイモのようにひねくれてる為、当然そういうシナリオへは移行しない。
どうでも良いがあのお約束。タイマーセットして「遅刻だ」っておかしいでしょうに――兄者、その意見には激しく同意です。
そうこうしてる内に、少年はゆっくりと布団から這い出てのったりと立ち上がる。ラジオ体操第一の身体をぐりんぐりん回す体操を行い、少しでも未だインマイドリームな脳を起床させる。
カーテンを開ける。まだ薄暗い。新聞配達のバイト君がチャリこいで頑張ってる時間である。
少年は別に学校が遠くて今から登校しないと間に合わないワケではない。もちろん、乾布摩擦するために起きたワケでもないし、ジョギングするのは面倒くさくてやる気も起きない。
少年自身もこんな時間に起きたくない。ずっと寝てたい。いっそ寝過ぎで身体がだっる〜ってぐらい。
だが寝ているワケにはいかない。少年は急いで身支度を済ませ、窓から飛び出した。そのまま彼――式森和樹くんは屋根づたいに朝焼けの街を駆け抜け、やがて見えなくなった。
それからしばらくして。
本日の役目を終えた目覚ましが六時半に差し掛かった頃、彼の部屋の玄関からかすかな物音がした。
………。
……。
…。
更に一時間後。
宮間夕菜「我は放つ光の白刃!!」
式森和樹「あつーっ!!」
通学路から三本ほど外れた路地で、和樹の背中が放たれた熱光線によって焼けた。ワイシャツ台無し。コンクリの路面にもんどりうちつつ、和樹は視線を上げた。
宮間夕菜「酷いです和樹さん! 愛しい私を置いて先に行くなんてっ!」
式森和樹「…手前ぇ…言ってる事とやってる事が反比例してるぞ」
宮間夕菜は両手で顔を押さえよよよと涙を流すと、物悲しいBGMとマーガレットちっくなコマ枠が彼女を包む。
それらによる場の雰囲気によってうっかり忘れそうになるが、もう一度言うと和樹を攻撃したのはこの娘だ。
宮間夕菜「えぐえぐっ…だって和樹さん、お部屋行ったのに誰もいなかったし、布団片付けてあったし、目覚ましが五時にセットしてあったし、窓開いてたし」
式森和樹「そもそも僕の部屋鍵掛かってたのだが」
宮間夕菜「そんなのアバカムで一発です」
式森和樹「…。」
宮間夕菜「で、急いでダウジングとかサイコメトリーとかやって、ようやく見つけたんですよ――どうして逃げるんですか和樹さん!」
式森和樹「だってお前、俺が寝てると布団の中忍び込んで来るだろうが」
宮間夕菜「許婚なんだから良いじゃないですか! それに私ヒロインなんですよ!」
式森和樹「ヒロインは普通寝てる男のズボンなんか下ろさねぇよ」
向こうの(つまり夕菜の)親が一方的に和樹を婿にすると決めたせいで、夕菜は和樹につきっきりなのだ。清純なつきっきりなら全然OK。朝、一緒に登校する為寮にやって来るのも構わない。
だがそのついでに部屋に忍び込んでヤろうとするのは止めてくれ。
起床時間より一時間ほど早くやって来て、鍵の掛かった和樹の部屋に忍び込み、そして寝ている彼の布団の中へダイブ。やってる事は紛れも無く家宅侵入罪と準強姦罪だ。後者は辛うじて未遂に終わってるが、先日などついにパンツまで下ろされたのだ。
式森和樹「場合によっちゃぁ訴えて勝つぞ」
宮間夕菜「それは困ります。困りますから既成事実を作っちゃい」
式森和樹「ません」
言い終わる前にきっぱりと全否定して、和樹は学校へと歩き出した。――…明日はもっと用心して脱出しよう。
再び流れる物悲しいBGM。…あのア●フルのCMで使われてるBGMである。
宮間夕菜「昔の和樹さんは、もっと優しい人でした」
突然背景が暗くなりスポットライトが夕菜を照らす。あさっての方角を見ながら涙目の彼女は、カバンからスケッチブックを取り出した。
式森和樹「昔って…と言うか何始まるんだ」
宮間夕菜「小さいー頃の〜事〜です〜思い出してごーらん〜♪」
式森和樹(みんなのうた?! 替え歌か?!)
表紙をめくると、やたら上手いイラストで幼い男女の絵が出てきた。
…笑顔の少女の靴をはいつくばって舐めている少年の図。
宮間夕菜「心優しい和樹さんは、私の靴の裏を」
式森和樹「ンな事実無ぇ!!」
聞く耳持たずうっとりな表情で次のページをめくる。
宮間夕菜「心優しい和樹さんは、私に愛のムチでいぢめ」
式森和樹「いぢめてない! ちゅーかその絵でやられてるの僕じゃねーか!!」
ご丁寧に同人誌並のクオリティで描かれたイラストには、革手錠とか縄で縛られた少年の背中をムチで叩く女王様ルックの少女が。
こちらの『異議あり』を全て無視と言いうカタチで棄却。恍惚とした表情で夕菜は更にメージをめくる。
3枚目の絵を見た途端、和樹は助走のために数歩後ろに下がった。そして一気に突撃、そしてジャンプ。
式森和樹「だからヤって無ぇーっ!!」
宮間夕菜「にゃふぅっ?!」
助走付きのドロップキックを顔面に食らい夕菜は吹き飛ぶ。床に放り出されたスケッチブックを和樹はそれを拾い上げ、ビリビリに破り捨てた。
宮間夕菜「はぅぅ、これも和樹さんの愛のムチ…って何やってるんですか!?」
式森和樹「やかましい! 一枚目二枚目も酷いが三枚目! 嘘をつくにも程がある。こんな小道具まで用意して! トーンまで使っちゃって!」
途端、和樹の脳裏に閃きが走る。擬音語として活字にするなら――ピキーン!――って感じ。咄嗟に和樹は夕菜の腕を掴んだ。倒れてる私を紳士的に引き起こしてくれるのねっ、と誤解する彼女の人権を無視して、和樹は夕菜を自分の前に立たせると、自分は身を若干伏せた。
数瞬後、物凄い不協和音が響いた。夕菜の腕を通じて衝撃が伝わる。顔を上げると、夕菜の首が構造上ありえない曲がり方をしていて、手を離すとそのままぶっ倒れた。
風椿玖里子「ちっ! 変わり身の術とはやるわね」
式森和樹「ゆ、夕菜ぁーっ!!」
わざとらしく呼びかけてみる。
返事はない。ただのしかばね…息はあるな。――だが流石に何の防御も無しの天空×字拳の直撃はキツかったか。目を覚ます気配がない。
風椿玖里子「折角気絶させてそのまま拉致ろうと思ってたのに…迂闊だわっ」
式森和樹「しょっぱなから拉致とか犯罪めいた事言ってるんじゃねぇ」
風椿玖理子「いいのよ、痛い事なんか何もしないから。最初はちょっと痛いかもしれないけど、だんだんだんだん頭が真っ白になって何も考えられなくなってやがて快楽の虜に」
式森和樹「姉さん、いろんな意味でこの人ヤバいです」←半泣き
息荒げてる金髪爆乳美女なこのお姉さん。行動とセリフからすると変態か売人だが、日本有数の大財閥の娘さんらしい。大金持ちのお嬢様、もうちょっとおしとやかでも良いと思うんだけどなぁ。きっと凄く壮絶な幼少期を過ごしたんだろう。
もちろん、この人も和樹のカラダ目当て。
さて、ここで問題。どうしてこの式森和樹クンがこうも二人にモテるのでしょうか?
…別にここで言うべき事でもない。『超解まぶらほ』でも読んで予習して下さい。
風椿玖里子「なんで?! なんでここまで迫っても首を縦に振らないの!? そんなに男が好きなの?!」
式森和樹「そんなビックリ事実言った事あるかー!!」
宮間夕菜「うぅっ、そーだったんですね和樹さん。そんなにどこの馬の骨のお尻の穴の方が」
式森和樹「…起きたばかりで悪いがもう一回寝るか?」
この辺まで書いた時点で気がついたが、原作の文章センスもかなりはっちゃけてるせいかあまりインパクトが無い気がする。玖理子さん原作でもこんなんだもん。
風椿玖里子「そうよ。だから原作と分別をつけるために遺伝子ちょうだい! いやストレートに精子ちょうだい!」
式森和樹「結局同じだし」
宮間夕菜「そうはさせません! コクリコさんは私達の愛の営みを蚊帳の外から眺めていれば良いんです!」
風椿玖里子「誰がコクリコじゃー!」
いかん。夕菜、玖里子さん共に殺気が第一種戦闘態勢。セーフティ外してトリガーに指を掛けている。
この展開からすると間違いなく巻き込まれるだろう。こういう作品の主人公だから死にはしないだろうが(…後にこの予想は裏切られることとなるが)、痛いのは嫌だ。
さっきの絵も含めて否定するが、和樹は殴られるより殴る方が良い派だ。
式森和樹「いかん! このままでは朝っぱらから俺のHPが赤表示になってしまう!」
和樹はこのアクション映画の終盤手前くらいの大ピンチ的状況を何とか打破すべく、必至であまりつまっていない頭を回転させる。
『カラカラカラカラ』
やっぱり空回り。大体10メガバイトくらいのジオシティよりも少ない容量に三割程度しか詰まってない脳みそなのだ。これで何か浮かぶんだったら物凄い桁数を演算するようなスーパーコンピュータは不要になってしまう。
式森和樹(くかーっ! このままじゃどっかの吸血鬼に血を狙われてる馬鹿男と同レベルじゃないかっ!)
神城凛「…何一人で悶えている、式森」
式森和樹「はっ、その声は!」
背後から響く夏場の打ち水のような澄んだ声(現状の和樹にはそう聞こえたそうな)。振り返ると、こちらを呆れ顔で見下ろす少女がいた。
この娘も夕菜のように、親から『和樹を手篭めにしてこい』と言われている少女の一人だ。名前は神城凛。この場にいる女性の中では一番マトモだと和樹は思っている。日本刀を帯剣してるとかいっつも羽織袴を着ているとかはこの際黙認。年下だし、何より変態よりずっとマシだ。
式森和樹「凛ちゃん、Helfen Sie mir bitte!」
神城凛「英語はわからん」
式森和樹「今のはドイツ語なんだがなあ――…OK、日本語で言イマス。だから刀を納めてプリーズ」
神城凛「…で、何だ」
式森和樹「アレ」
親指で後ろを指した先では、夕菜と玖里子が魔力を練っていた。
先に仕掛けたのは玖里子――手を掲げた彼女の右手に、空気の波が渦巻く。巻き起こる気圧の変動に和樹の耳がツンと痛くなる。
風椿玖里子「風の…シンフォニー!!」
宮間夕菜「っ! きゃあっ?!」
放たれた竜巻は非直線的な軌道を描き、咄嗟に身をかわした夕菜の横をすり抜けて電信柱の中央を砕いた。折れた先が倒れ、隣家の屋根瓦に突っ込んだ。
竜巻の本体は回避したものの、纏っていたつむじ風だけは避けきれなかったようだ。風のいたずら、というヤツで夕菜のスカートがめくれ上がり、思わず全員硬直する。
凛は頬を赤らめ、玖里子さんは笑いを吹き出しながらそれぞれの感想を述べる。
神城凛「…先輩。意外です」
風椿玖里子「ま、まさかクマさんパンツとは凄い・。ね夕菜ちゃん」
宮間夕菜「これは和樹さんの趣味です」
風椿玖里子&神城凛&式森和樹「「なんだってぇーっ!!!?」」
MMRばりに驚く全員。――いや濡れ衣だ二人とも。だから僕をそんな目で見ないでくれプリーズテルミー。
なんで和樹まで声を上げたかと言えば、夕菜の言葉があまりにぶっとび発言だったから。
式森和樹「違う! 断じて僕はそんなのが好き好きスキーノ趣向じゃない!」
神城凛(スキスキスキーノって何だ…)
風椿玖里子「知らなかったわ、和樹が幼女趣味だったなんて…そうなるとやっぱり胸は小さい方が良いわよね…くぅっ」
宮間夕菜「そうですっ、玖里子さんのミサイルみたいな魔乳なんてアウトオブ眼中なんですよ!」
風椿玖里子「あんですとーっ!!」
…あのバカ焼け石に冷水流しこみやがった。怒りゲージMAXの玖里子さんは、さっきとは比べ物にならないほどの魔力を練りだす。
あかん、これじゃ元のオキアミもといモクアミ。ん? モクアミ?
式森和樹「モクアミって何だ?」
神城凛「……。」
式森和樹「いや、僕は別に幼女好きじゃないから。そんな警戒しなくても。胸押さえなくても」
アニメを見る限り、凛ちゃん結構胸あったように見えたんだが――ってその事は置いといて。ついでにモクアミの事も置いておく。
(※モクアミ(木阿弥)……一説には人の名前。戦国大名の筒井順昭が病死したとき、その子順慶が幼かったので、死をかくして順昭に声の似た盲人木阿弥を替え玉として病床に置いた。順慶が成長したのち、順昭の死を公にし、木阿弥はまたもとの生活にもどったという故事からという説がある(Goo辞典より抜粋))
式森和樹「で、この状況を切り抜けるにはどうしたらいいだろう」
神城凛「男だったらそれくらい自分で何とかしたらどうだ」
式森和樹「万難地天の試練じゃあるまいし!それにこんな試練嫌だぁ!」
確かに。原作では凛も交えて彼女らの意思とは別に、三人によって和樹はボコられるハメになる。再度言うが彼は殴られるより殴る方が良い派だ。
そうこうしている内に夕菜の声が響いた。
宮間夕菜「今度はこっちから行きますよ! サンダーブレェーック!!」
風椿玖里子「ナヌーッ!? ちょちょちょっと!それ魔法?!」
雲ひとつなかった青空に黒い点が生まれ、みるみる内に巨大化し、雨雲と化す。雨雲は帯電しはじめ雷鳴が轟く。夕菜は人差し指を掲げた。
宮間夕菜「れっきとした雷系魔法です!」
一筋の稲妻が彼女を包み込む。眩しい輝きで凛は目を覆う。ちらりと横を見ると、和樹はちゃっかりサングラスをかけていた。
夕菜を撃った電撃は人差し指に収束される――まるで太陽の如き光に、メインターゲットはたじろぐ。
風椿玖里子「だってそれって魔法じゃなくて必殺わ」
宮間夕菜「天誅!!」
風椿玖里子「ギャー!!」
数十万ボルトの雷撃を受け玖里子は消し炭と――…なってない。多少焦げてる感じは見受けられても、おおむね無事。
宮間夕菜「なんですとぅ?!」
風椿玖里子「フッ、甘いわね――さて問題。私はどうして助かったんでしょう」
式森和樹「『実はフランケンシュタインだ』」
…言うなりカッターナイフが和樹の眉間に突き刺さる。
しまった言うんじゃ無かったと額から流れ出る血液を止めながら後悔。
神城凛「自分から地雷原に飛び込んでどうする。馬鹿者め…」
式森和樹「問題って言われたからつい言っちゃったんだよぅ」
止血して額にバンソーコーを貼ると、玖里子は一本の細長い紐のようなものを取り出す。
風椿玖里子「答えはこの銅線のコード」
神城凛「…なるほど。アースですか」
宮間夕菜「ほぇ? 凛ちゃん。アースって?」
神城凛「…。洗濯機やパソコンにもあるでしょう。帯電しないように電気を地面へ逃がす装置の事です」
宮間夕菜「ふわー流石は生物部」
神城凛「これは科学の知識です」
式森和樹「というかこないだ授業で習ったぞ」
手厳しい二人の言葉も右耳から左耳へクリーン貫通。夕菜は新たに魔力をチャージ。
風椿玖里子「メギド!」
宮間夕菜「テトラスペル!」
放たれた両者の上級魔法が衝突、大爆発が生じる。
路上の真ん中に巨大なクレーターが出来てしまっても気にせず、二人は次々と魔法を繰り出し合う。
どれもこれも朝っぱらの街の中で使うようなレベルの魔法では無い。そんな凛のツッコミも爆音であっさりとかき消される。それどころか二人の魔法――主に夕菜の放ったイオナズン――の爆裂に巻き込まれ、酷い有り様となる。
神城凛「不覚…式森ではなく私がこうも深手を負うとは…――うん? そういえば式森の姿が…」
風椿玖里子「え?!――あ、本当。どこにもいないわ」
冷静に考えれば当然。和樹の10メガバイトの脳みそが必至こいて搾り出した最良案。それは『にげる』のコマンドだった。『敵前逃亡…カッコワルイ』とか言う意見もあるだろうが…待つんだ。『一歩進んで二歩下がる』という言葉があるだろう(使い方間違ってます)。明日のために今日は退くというのも大切な兵法だ。
己の心にそう言い聞かせ、どさくさに紛れて和樹はこの場を立ち去ったのだ。
神城凛「一話限りのSS、オチの寸前で逃亡する潔さにはある種敬意を表するが…」
風椿玖里子「ちっ、迂闊だったわ! この髪椿玖里子ともあろうものが! 折角いろいろ道具持ってきたのに」
神城凛「…何の道具ですか」
宮間夕菜「隙ありっ!!」
風椿玖里子「痛たたっ!? 何すんねん!」
宮間夕菜「必殺!太ももの横キックです」
魔法ではなく純粋な膝蹴り。しかもこの位置の蹴り、男でもかなーり痛い。
風椿玖里子「名前じゃなくてっ! アンタこの状況で何で攻撃するワケ?!」
宮間夕菜「最初言ったでしょう。隙があったからです!」
風椿玖里子「どーしてそー来るかなぁ! よく周り見なさい、一人欠けてるの分かるでしょ?!」
宮間夕菜「ああっ本当だぁーっ! ダーリンがいません!」
神城凛(ダーリンて…)
夕菜の空回りな阿呆加減のお陰で一同がごたごたしてる内に、和樹はそそくさと我らが学び舎、私立葵学園の校門をくぐるのだった。
続きを書く予定が未定なので、小高い丘の上で監視者がいたかどうかなどは定かではありません。
――魔術師とか魔法使い的な用語は一切出さず、おちまいっ。
2003/11/15
筆者:レイ
『書いて見せろ』と仰ったグリフィン殿に捧ぐ。
神城凛「…いや、えらく喧嘩腰な言い方だが本人は楽しく書けたと言っていた。――もっとも本編を第一章しか読んでいないがな」
アニメのはビデオ録画で見ております。凛ちゃんええねんね。