各作品細目&用語説明コーナー
t「どうも、お世話になっております。作者のtakkuでッス♪」
い「んでtakkuさん、今日は何ゆえこんな企画が?」
t「そう、まさにそれなんだよ。いやー勢いで始まったものの、結構全作品共に考えられて設定されてるから『よく分かんない』って言われるんだよね。」
令「よく分かってない作品のネタを無理して使うからよ・・・。それで、このコーナーの趣旨は一体何?」
t「判りやすく言えば補足説明ッスな。各作品に登場する意外な言語、意外な事実に迫ってみようと・・・とまぁこんなコーナーですわ。」
フィ「早い話自分の犯した罪の穴埋めじゃない。」
t「・・・・・・・。」
とまあ、戯れ言はこの辺にしておいて・・・まずは東京激闘編第2話初登場のミュウミュウからいってみましょう。では、どうぞ〜〜♪
t「さて、実際にコーナーを設けては見たものの・・・何から話そうか?」
み「のっけからボケないで下さらない?」
れ「まずは最初と言うことですし・・・私達ミュウミュウの礎体となってるレッド・データ・アニマルの説明から始めた方がよろしいかと。」
t「あ、なるほど。んじゃあそれで行こう!!ってなことで、ちゃんと専門サイトで調べてきましたよぉ〜〜っと・・・。」
レッド・データ・アニマルとは...?
IUCN(国際自然保護連合)という、国連の組織の一つが定めた、地球上で絶滅の恐れのある野生動物たちの総称が、レッド・データ・アニマルなのです。
地球上で確認されているだけでも、レッド・データ・アニマルに登録されている動物たちの種類はざっと約2500種類にものぼり、今回いちご達との協力関係にある
イリオモテヤマネコなどもこの数字の中に含まれています。
絶滅の危機に瀕している理由については分かりきったことですが、人間の乱獲や環境破壊などが最大の原因といわれています。
☆レッド・データ・アニマル細目・・・☆
Level1・・・不確定種:分類する上で更なるデータが必要な種
Level2・・・希少種:保護の必要な種、やがて絶滅に瀕するであろう種
Level3・・・危急種:近い将来絶滅の危機に瀕する種
Level4・・・絶滅危惧種:近い将来、野生下での絶滅の恐れのある種
Level5・・・絶滅臨界種:ごく近い将来、絶滅する恐れのある種
Level6・・・野生下絶滅種:本来の生息地以外で飼育により生き残っている種
Level Worst・・・絶滅種:最後の個体が死亡した種
t「とまぁ、こんな所ですな。」
い・歩「難しすぎて分からない(のだ)〜〜!!」
t「あんたらなぁ・・・まぁいいや、僕の知識の全てをもって代表的な例を挙げよう。君らのレッド・データ・アニマルも独自に区分してみたから参考にしてみてちょ。」
Level Worst・・・エゾオオカミ
Level5・・・メダカ・イリオモテヤマネコ・ハイイロオオカミ・シロナガスクジラ・マウンテンゴリラ
Level4・・・ゴールデンライオンタマリン・スナメリ・ノドジロルリインコ・ジャイアントパンダ
Level3・・・アジアゾウ・アフリカゾウ・トラ・チーター
t「ま、代表的な奴らはこんな感じかな?ゴールデン・スナメリ・ノドジロルリに関してはデータが少なすぎるので曖昧な位置付けになっちまったが。」
い「こんなにいたんだ・・・知らなかったなぁ。」
t「まぁひと口に絶滅に瀕しているっつーても、個体数がどれだけいるかでこれだけ区分が違ってくるからな。」
ざ「ところで、私達のレッド・データ・アニマルの事については何か調べてきたの?」
t「えぇ、そりゃもちろん。何てったってこのコーナーのもう一つの目的・・・それは、原点に還るですから。」
い「ようするに、登場キャラ多くなりすぎて話の収拾がつかなくなったって事ね・・・。」
t「ぶっちゃけそういうこと。ってなことで、まずはイリオモテヤマネコから行ってみよ〜〜♪」
イリオモテヤマネコ
和名 | イリオモテヤマネコ | 英名 | IRIOMOTE WILD CAT | 学名 | Mayailurus iriomotensis | 科目 | ネコ科 | ||||
分布 | 沖縄県・西表島 | 体長 | 50〜60cm | 尾長 | 23〜24cm | 体重 | 3〜5kg | ||||
主食 | 小鳥や水鳥、キシノウエトカゲやカエル、クマネズミなど | ||||||||||
備考 | イリオモテヤマネコは、オキナワシイ、ウラジロガシ、タブなどの大木が茂る亜熱帯性の原生林に生息する。
大木の樹洞や岩穴を休み場とし、ふだんは夕方から活動を開始する。地上生だが、木登り、潜水が巧みである。 上記の主食を中心に、1日に400〜600gの食物をとる。行動圏はオスで 1.5〜4.9平方km、メスで0.85〜2.75平方kmである。 行動圏内に数ヶ所の休み場を持っており、 3〜4日かけて一巡しているが、メスは定住する傾向が強く、オスは放浪する傾向がある。 妊娠期間は不明だが、 おそらくほかのヤマネコ同様65日前後で、5月前後が出産のピークらしい。たぶん1産1〜3仔だが、 母親が連れ 歩くのはほとんどが1頭である。子どもは親のテリトリー内で11ヶ月ほど育てられる。寿命は飼育下で8〜9年。 西表島における棲息数はわずか40〜100頭と推定される。 1978年以降、環境庁が行った給餌作戦で幼獣の生存率が飛躍的に高まったはずだが、イノシシ罠は今なお森林中に 数百ヶ所に仕掛けられ、ヤマネコがかかって死亡している ことは確実である。原生林の伐採、原野の開発が進められており、 また、交通事故死も無視できない。野良ネコも 山奥にこそまだ行かないが、原野をうろついており、 悪性伝染病などの感染が心配される。 |
t「ま、日本に生息しているだけあって、それなりに知名度は高いが意外と知られていない部分もあったわけだ。」
い「ちなみに一日400〜600gの食事をするってあるけど、人間でどのくらいの量なの?」
t「そうだなぁ・・・憶測なのだが、人一人の体重を70kg位として計算すると、大体5400〜8400g。人とドッコイドッコイってところかな?」
実際イリオモテヤマネコが大食らいなのかは不明・・・。
スナメリ
和名 | スナメリ | 英名 | Finless Porpoise | 学名 | Neophocaena phocaenoidees | 科目 | ネズミイルカ科 | ||||
分布 | インド洋、西部太平洋沿岸及び主要河川 | 体長 | 1.6〜2m | 体重 | 150〜650kg | ||||||
主食 | エビ・カニ・シャコ等底生生物の他、小型魚類 | ||||||||||
備考 | 英名のフィンレス(背びれが無い)の通りに背びれが無く、そのかわり高さ1cmぐらいの低いキールが背中にあり、 胸部から尾びれの付け根付近にまで続いている。生まれて間もない個体は黒褐色だが次第に灰褐色か灰白褐色になり、 洋上ではほとんどクリーム色に見える。死んでしまうと黒褐色に変化してしまう。別名ナメ・ゼゴン・スザメとも言う。 分布水温は広く、5℃〜28℃で、日本沿岸では有明海、九州北部、山口県、瀬戸内海、伊勢湾、鹿島灘、松島湾によく出現する。
沿岸性が強く、海岸からほぼ5-6km以内の浅いところを好む。通常1-3頭で遊泳するが、希に10頭以上の群をなすことがある。 船に接近も逃避もしないでゆっくりと泳いでいるが、船で追いかけるとかなりのスピードで泳ぐ。 最高25歳ぐらいまで生きると推測されている。 |
t「すいません・・・僕最初スナメリって名前聞いて『魚の仲間なんかな〜〜』何て思ってたんですっ!ほんとスンマセンっ!!」←謝罪
れ「いいんですよぉ〜・・・どうせ私なんて・・・(ブツブツ)。」←ふてくされてる
t「あうぅ〜っ・・・と、とにかくスナメリについてなんすけど、見た目的にはジュゴンとかと近い顔つきだけどれっきとしたイルカの仲間。しかも日本でも見られると言う上、僕の実家方面でも見られるらしく、ちょっと感激。」
れ「そういえば、ジュゴンって人魚のモデルになったって言う話があるらしいですけど、どうなんでしょう?」←立ち直った
t「本当のところはよく分からない。でも、はっきりしてるのはお伽話で出てくる人魚とジュゴンの姿はギャップが激しすぎるって事。」
れ「そ、それはあまりにも酷すぎるんじゃ・・・?」
t「いや、少なくとも僕だけじゃなくてこれを見てる読者の方々も共感してると思うぞ。」
れ「・・・・・。」←コメントのしようがない
t「あと、ジュゴンも開発などが原因で最近ではめっぽう数が減ったらしい。見回してみるとそこら中にレッド・データ・アニマルだらけな気がしてならないな。」
ゴールデンライオンタマリン
和名 | ゴールデンライオンタマリン | 英名 | Golden Lion Tamarin | 学名 | Leontopithecus rosalia | 科目 | 霊長目キヌザル (マーモセット)科 |
||||
分布 | 南アメリカの原生林 | 体長 | 約34〜40cm | 尾長 | 26〜38cm | 体重 | 600〜800g | ||||
主食 | 果物や昆虫、樹脂、樹液など | ||||||||||
備考 |
マーモセット科の中で最も大型なのがライオンタマリン類だが、体長は最大でも40cmほどで、やはり小型のサルの仲間。
雑食性で、果実、種子、花、昆虫、カエルやトカゲなどの小動物を食べ、小さな群れを作り暮らしている。 また、一日の活動時間の約3分の1を食事に当てるほどの大食らい。 ライオンタマリンは双子の子どもを産み、夫婦で協力しあって子育てをし、普段は主に父親が子供達を背負って面倒をみ、 授乳時のみ、母親によってお乳が与えられる。 彼等の暮らす森林は、開発によって伐採され続け、今ではその面積はかつてのわずか5パーセントまでになってしまった上、 わずかに残された森は牧場や農場に囲まれ、森林は分断されてしまい、群れは孤立してしまった。 そのため、ライオンタマリンの子は、成長し親から独立しても移動できず、繁殖相手を見つけることも、新たな群れを 作ることも出来ない。出生率の低下、近親交配の危険性も高まっているとも言われている。 |
t「えと・・・ゴールデンに関してもオラウータンの仲間じゃなくてサルの仲間でした。すいません・・・(汗)。」
歩「あせって書くからこうなるのだ。」
t「おっしゃるとおりです、ハイ。」
歩「それじゃあ、紹介よろしくなのだ♪」
t「はいはい・・・まずはその活動内容。活動時間の約3分の1を食事に当ててるって言うんだからまさにあんたそっくりじゃないか歩鈴?」
歩「いくらなんでも歩鈴はそこまで食べていないのだ!」
t「ついでに言うとゴールデンは『どうぶつ奇想天外!』でも取り上げられたことのあるメジャーなお方。」←事実
歩「じゃあもうすぐ歩鈴も有名人なのだ♪」
t「それはわからん・・・。」
ハイイロオオカミ
和名 | ハイイロオオカミ | 英名 | Timber Wolf(又はGray Wolf) | 学名 | Canis lupus | 科目 | イヌ科 | ||||||||||||
分布 | 北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、中東 | 体長 | 82〜160cm |
尾長 | 32〜56cm | 体重 | オス:20〜80kg メス:18〜55kg |
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主食 | 野ウサギ、マーモット、ビーバー、ネズミなど | ||||||||||||||||||
備考 |
ハイイロオオカミは別名タイリクオオカミと言い、ヨーロッパ、中近東、ロシア、インド北部、チベット、中国、朝鮮、
北米、メキシコ等広く分布している。日本のエゾオオカミやニホンオオカミもこのハイイロオオカミの亜種。 毛色は白色、黒色とさまざまいるが、一般的に灰色。 標高3000mの山地、平地、草原、森でも、人間の暮らしている 場所近くでも見ることが出来る。オオカミは両親とその子供、時に前年の子供も混じった5〜20頭ほどの家族群を作り、 大・中型の有蹄類や上記の小動物も捕食して暮らしている。 活動するのは夜間だが、冬は日中も活動する時があり、時速8km位の速さで移動し獲物を探す。 走ると、その速さは時速55〜70kmに達し、20分位は最高速度を維持出来る持久力も持ち合わせているほど。 行動圏は獲物の量、季節、群れのサイズにより変動するが、冬はその行動圏は拡大すると言われ、冬のアラスカなどでは 1300にも達するらしい。
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t「一口にオオカミといっても意外と種類が多かったな。」
ざ「それはそうと、エゾオオカミは本当に絶滅したのかしら?」
t「さぁ・・・どうなんだろう?本当に絶滅してしまったのか、はたまた最後の個体が確認されてないだけでどこかでひっそりと暮らしてるとかいろいろ考えられる。」
ざ「一番有名なのがヨーロッパオオカミかしら?北欧神話にも登場してるらしいし。」
t「あと、GSのコミックスからの情報なのだが、オオカミって漢字で書くと『大神』・・・神様の一族に属するらしい。」
ざ「オオカミって様々な伝説があるわね。遙か昔は人間と共に狩猟で活躍した良きパートナーらしかったけど、酪農業が始まってからは毛嫌いされるようになっちゃって・・・。そこから来てるお伽話も結構あるらしいわ。」
t「ああ、ちょいと昔の『ドラえもん』でも、そういうネタあったしな。」←前ドラえもん世代(意味不明)
t「とまあ、ざっとこんなもんかな?」
み「ちょっと待て。」
t「ん、どうしたみんと?」
み「どうしたもこうしたも・・・なんでわたくしのレッド・データ・アニマル(ノドジロルリインコ)のデータがありませんの?!」
t「そう・・・それなんだけどな、本当にいっちゃってもいい??」
れ「それ、どういうことですか?」
t「ぶっちゃげた話な、ノドジロルリよりも宿主のみんとの方がメジャーだった。」
一同『何ぃ!!!!???!』
t「AIR H"付属の検索ソフト『Prin』で調べた結果、95件ほど検索で引っかかったんだが、うちノドジロルリ関係はたった2件。残りの93件は全部ミュウミュウ全体でか、もしくはみんと自身の紹介等のページだった。」
い「それは確かに喜ぶべきか悲しむべきか微妙な所ね・・・。」
t「ちなみに他のレッド・データ・アニマルはというと、サイト及びページ数全てひっくるめて下のようになりました。」
イリオモテヤマネコ・・・登録サイト7件、一致ページ6800件
スナメリ・・・登録サイト5件、一致ページ4930件
ゴールデンライオンタマリン・・・登録サイト2件、一致ページ432件
ハイイロオオカミ・・・登録サイト0件、一致ページ267件←意外
い「やったぁぁぁっ!!ダントツの一位♪」
ざ「・・・・(どことなく悲しい)。」
歩「何だか微妙な数字なのだ。」
t「ま、確定は出来んがこの数字が君らの人気に繋がってるとも言えなくもないな。」
み「そういえば・・・takku、あなたこのSSでも誤字脱字が多いって話を聞きましたけど・・・どうなんですの?」
t「!!い、いやそれはただ仕事の忙しさが響いてて・・・決して手を抜いたってワケじゃないんですよ、ホント!!」
れ「でも・・・間違えたのは事実ですよね?」
t「・・・・・・。」←反論不能
い「っつーわけで・・・」
他4人「「「「ご覚悟を。」」」」
t「ハラキリぃぃぃぃぃっ!!?」
ざっとでしたが、ミュウミュウの補足データはこれで終了です。続いて・・・
t「続いて、第4話登場の香澄が所属する自衛隊の補足説明を行おうと思うのですが・・・いいのかな?」
香「をいをい・・・。」
t「だって自衛隊の情報って機密保持の点から公開されている内容が少ないんだよな。」
香「でも、公式ページに掲載されている程度だったらいいんじゃない?」
t「んじゃま、早速その程度で行ってみよう。」
自衛隊について
1950年にダグラス・マッカーサー元帥の提案により、警察予備隊として結成された自衛隊。
当初は、旧日本軍の復活のようにあしらわれ、かなり毛嫌いされた存在でしたが、現在では日本国内の災害時の派遣や国際貢献など、
本来の任務である国家防衛の他にも、その活動分野はどんどん広がっていってます。
t「まあ、上記の内容は学生の皆さんなら社会でもやったことがあると思いますが、創設当初は本当に忌み嫌われてたらしいです。」
香「上司の話によると『税金泥棒』とか非道い一言があったらしいよ?」
t「らしいな。警察や消防員、教師などの他公務員に比べて滅多にその活躍が認められるっていう機会がない上に、加えて『戦争に巻き込まれるかも』っていう戦後を生き抜いた人達のトラウマがあったからな。」
自衛隊の任務
我が国の平和と安全を保つため、常に国民の近くにあって、「我が国に対する外国の侵略を未然に防止するとともに、
万一侵略があった場合に対処する」ことを中心的な役割としている。さらに、「大規模災害など各種の事態への対応」や
「より安定した安全保障環境の構築への貢献」など、さまざまな分野でより幅広い役割を果たしている。
t「聞こえはいいけど、いまいちピンと来ない人が多いと思いますので、国内での活動をいくつかピックアップしたいと思います。」
・1995年1月17日、阪神淡路大震災発生時民間人の救助及び倒壊した家屋の撤去、人々への食事や居住場所の提供等、様々な後方支援を行う。
・上記同年、地下鉄サリン事件に伴うサリンの中和作業。
・1997年、台風19号に伴う災害派遣。
t「代表的なものを挙げてみましたがいかがでしたでしょうか?」
香「最近で一番真新しい自衛隊の海外活動で言えば、東ティモールへの後方支援派遣だったわね。とはいっても派遣されたのは海自の方だけど・・・。」←陸自
t「あとは、カンボジアでの地雷撤去活動での派遣があったな。あれの後、自衛隊に入隊したいって希望する人結構増えたらしいよ?人の役に立ちたいって・・・。」
香「いいこといいこと♪」
自衛隊の階級について
士官・・・いわゆる下っ端。上官の補佐及び様々な職務を遂行する。
曹官・・・士よりも一段階上の階級。いわゆる『班長』と呼ばれる自衛官のほとんどがこの階級にあたいし、士よりも幅広い職務に携わる。
尉官・・・俗に言う指揮官クラスの自衛官。班を束ねて行動する『小隊』の長や、小隊を束ねて行動する『中隊』の長などがこれに属する。
佐官・・・尉官と同じ指揮官クラスの自衛官だが、多くが中隊を束ねる『大隊長』や『連隊長』を勤めることが多い。
駐屯地によっては連隊の長がその駐屯地の司令をも兼ねて勤める。
将官・・・佐官よりも更に上の指揮官クラス自衛官。各駐屯地に命令を出す『方面総監』がこの階級に属する。
t「香澄の階級は3等陸曹。陸曹の階級は3〜1等陸曹と陸曹長とまであるので、まだ香澄は陸曹の中でも下の位置づけになるわけです。」
香「ちなみに士官が曹官に昇進するにはある一定の期間経験を積んだ後に試験や訓練等によって昇進するっていう制度が取り入れられていて、士官のほとんどはこの昇進試験を受けて曹官になるの。」
香「って終わりぃ?!」
t「上記の通り、自衛隊が公開している情報って言うのは意外と少ないの。だからこれで終わり。」
香「あぅ〜〜(涙)。」
詳細は自衛隊公式ホームページへ・・・。
t「続いて、BIOHAZARD関係の専門用語を説明していきたいと思います。」
い「映画版のBIOHAZARDも出たことだしね。データなら豊富よ?」
令「つーわけで、ジル以外の出演キャラである私達がパーソナリティーを務めるわよ。」
t「ってなことで、早速行ってみよ〜♪」
用語説明
BIO HAZARD(バイオハザード)
生物災害を指す言葉。病原体・生物などにより引き起こされた、人間をはじめ生物あるいは生態系における危機的状況を意味する。
B.O.W.
アンブレラが開発した生物兵器の総称。殆どが制作過程で「失敗作」の烙印を押されたものが多いが、
その戦闘力は確実に兵器となりうる実力を持つ。
ちなみにB.O.W.とは「Bio Organic Weapon(有機生命体兵器)」の各単語の頭文字から来ている。
T−ウィルス
アンブレラ社が、エボラウィルスの特性を応用して開発したウィルス。
T−ウィルスのTは英語で暴君を表す単語の「Tyrant」の頭文字から来ている。
感染後の主な症状として、第一段階に発熱・かゆみ・異常な食欲等が確認されており、感染後2〜3時間が経過するか、
感染者が仮死状態に陥ると生ける屍・・・ゾンビと化す。
その他にも、昆虫や植物等の異常変態や身体の異常成長等の効果を持ち、新陳代謝能力の上昇に伴う生命力の増加の効果もある。
しかし一方で、副作用として思考力・理性の減退など、兵器として扱うには痛すぎる欠陥をも併せ持つ。
単体では弱いウィルスで、紫外線や薬物消毒で簡単に死滅できる。が、一旦体内に進入するとワクチンでないと治療は不可能。
しかも感染者との接触(咬まれたり引っかかれたりする行為)による二次感染の危険性もある。
ケルベロス:開発コードMA-03、通称ゾンビ犬
研究所で飼育していたドーベルマンに人為的にT−ウィルスを投与して制作した生物兵器。やはりT−ウィルスの影響で思考能力は
昆虫並にまで低下してしまっているが、それを補えるだけの俊敏な動きに加え、急激な新陳代謝で闘争本能が増大し、
よりどう猛なハンターと化しており、アンブレラの生物兵器開発で最初に成功した実績例となっている。
オオカミのように、獲物を集団で襲う傾向にある。ちなみにこのコードネームは北欧神話にて地獄の番犬としてたたずむ
『ケルベロス』から由来したものである。
い「結構専門用語が出てきてたのね。一応あたしDVD買ったけど・・・。」
t「見ての感想は?」
い「めちゃグロかった!!(滝涙)」
t「ま、女の子にはちと刺激が強すぎるかな?ゲーム自体も『このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています』って警告してるし。」
い「あうぅぅ〜〜・・・・。ところで、DVDケースの裏っ側にあった『C』の文字を三方向に重ねた絵。あれは何なの?」
t「あれはな、『バイオハザードが起きる危険性があるサンプル及び実験体が保存してあるぞ』っていう警告メッセージみたいなヤツ。実際に病院でも使われてるぞ。」
い「え?!何で!!」
現実でのBIOHAZARD
t「病院では感染病などの治療のために患者からサンプルとしてウィルスの回収が行われる場合がある。そんな物をおおっぴらに皆に見せながら堂々と歩いて見ろ。中身が何なのか分かった瞬間、どうなるか関の山だ。」
令「たしかにね。」
t「あのマークなら普通の人が見ただけじゃどんなものが入ってるのか、分かりゃしない。分かったとしても『この入れ物はバイオハザードが起きないようになってるから安心しな』っていうことだから安全に運搬が出来るってワケだ。」
令「ちなみに遺伝子工学・・・特に細菌学を専門とする研究所では、ドアの前に皆このマークが付いてるはずよ?」
t「今回ゲーム&映画で脚光を浴びることになったバイオテクノロジー。以外とその歴史は古く、日本でも稲作を始めてから400年か500年くらいたった頃に稲の品種改良がなされていたほどだからな。」
い「それは分かるけど、遺伝子・・・なんとかと関係があるの?」
t「あぁ、厳密にはこれら品種改良はバイオテクノロジーでもかなりはしっこの分野なんだが、やってることは間違いなく生物の遺伝子操作だ。」
い「・・・・その、遺伝子って何?」
れ「いちごさん・・・この前白金さんが説明してたじゃないですか。遺伝子・・・DNAは『生物のありとあらゆる情報・特性を記録する設計図』だって。」
t「そう、仮にもあんたにはイリオモテヤマネコ(上記参照)のDNAが埋め込まれてんだから、ちったぁ学習しろ。」
い「そこまで言わんでも・・・。」
BIOHAZARDは本当に起こりうる?
れ「ところで、話を元に戻しますけど実際にT−ウィルスみたいな細菌兵器を作るって事・・・出来るんでしょうか?」
t「理論的には不可能じゃない。でもそれをやっちゃうと上記のようにどんどんレッド・データ・アニマルが増加しちまう・・・つまり生態系が崩れるし、何より作った人間自身の存続が危うくなる。」
令「故に世界中で『生物兵器禁止条例』っていう契約が交わされてるからB.O.W.の制作自体不可能なの。」
t「ところがゲームの設定ではアンブレラ社はこの条例を思いっきり無視して研究にいそしんでるって事だな。」
令「実際、T−ウィルスに限らずエボラウィルスでもHRVでも結核菌でも十分にバイオハザードはあり得るわ。」
い「でも・・・ちょっと待って!!じゃあ、各国で行われてる細菌類の研究は皆B.O.W.と関係があるの?!」
t「そうは言ってない。品種改良の例にしろ、遺伝子工学では生き物の設計図であるDNAをいじくり回すからな。善にも悪にも転用できうる。ウィルスの研究では目的は二通りに分けられる。一つは人を生かすため・・・もう一つは殺すため。」
令「結局遺伝子工学って言うのは、破滅と栄光の両方を兼ね揃えた諸刃の剣なのよね。」
t「そういうこと。遺伝子工学は応用次第では絶滅した生き物を蘇らせることが出来るんだがな。」
い・れ「嘘ぉ?!」
バイオテクノロジーの可能性
t「前記の通り、バイオテクノロジーはDNAをいじる分野の学問だ。だが、それを応用すれば既に絶滅した生物も蘇らせることが可能だっていったの!」
い「んでんで!!それってどうやるの?!」
t「・・・まず、既に絶滅したマンモスを例に挙げて説明しよう。まず、マンモスに近いと思う動物は何だと思う?」
い・れ「「・・・ゾウ!!」」
t「そう。現在マンモスは化石(骨)の他にも、ミイラ状態での発掘もされている。ミイラ状態ならDNAの採取が可能。ということは・・・?」
れ「ゾウの遺伝子に、マンモスの遺伝子を合体させると・・・?」
t「そんなところ。100%純血のマンモスを復活させることは不可能だけど、純血に近いマンモスなら可能って事。その手順としては以下の通り(あくまで仮説)。」
1:ミイラ状態で発掘されたマンモスの体毛からDNAを採取。
2:マンモスに一番近いアフリカゾウの卵子にマンモスのDNAを注入、人工授精させてアフリカゾウの子宮に入れて妊娠させ、育てる。
3:誕生後、無事に成長して大人になれば、混血マンモスの誕生。
t「とまぁ、こんなものかな?やろうと思えば君らのレッド・データ・アニマルも種の数を増やすことが出来る可能性を持っているのだよ。」
い「うわぁぁ〜〜凄いねバイオテクノロジーって!」
t「うむ。だが、先ほど令子が言ったようにこの技術はあくまでも諸刃の剣。結局は使う人間次第って事だ。」
t「と、長々といろいろなこと喋ったが、大体分かったか?」
い「まぁね。たまにはこういうお勉強会も悪くないなって思った。」
t「まぁ、BIOHAZARDはそれなりに学が必要だが・・・ミュウミュウの場合は少し特殊だ。」
ざ「・・・・どういう事?」
t「ぶっちゃげた話、子供達が興味あるのはこんな難しいうんちくじゃなくて変身後のヒーローもしくはヒロインの活躍の場って事。」
一同『!!!!!』
t「だって考えても見ろ。ミュウミュウの場合、対象者はせいぜい幼稚園〜小学校低学年の女の子達だ。そんな子供達がレッド・データ・アニマルの事とか、世界の動物達の現状とかそんな難しいテーマを考えながら見ると思うか?せいぜい考えてるって言ったら『早く変身後だしてよ変身後!!』とか、『いちごちゃんと青山君何もたもたしてんのよ!!さっさと襲っちゃいなさいよ!!!』(←絶対ねぇ)とか、そんなところだと思うよ?」←かなり爆弾発言
み「ちょっと非道すぎる気もしますけど・・・あがなち否定もできませんわね。」
t「僕が最終的に言いたかったのは、『キャラやストーリーに萌えるのもいいけどちょっとはお勉強してから見たら違った発見があるかもよ』ってこと。」
おキヌ(萌えるって何だらう?)
t「あー疲れた。・・・この補足説明だけでいろいろなサイトに飛び回ったからな。」
横「情報収集も大変だな。」
t「ってなわけで、皆さんもこれらの知識を元に東京激闘編や狂気奮闘編を見直してみてはいかがでしょうか?」
れ「もうまとめに入るんですか?」
t「もう書くことなくなっちゃったからな。」
ミュウミュウ達『それじゃあ、これからも・・・』
令「Fightig Girl's Battle Revolution for RPGを・・・」
全員『よろしくお願いしまーすっ♪』