あとがき中途半端ですが、シャオ&レイチェル組鮮烈デビュー。次回から再びシリアスモーhに突入します。しかも長い・・・。オリ
第14話「変態親子臨場(違う)」
前回のあらすじ
以外にも船は初めてだった太助。しかもその船は乗ると絶対に酔ってしまう事で有名な船で、
案の定乗船して数分後早くもブルーな状態に陥ってしまった。
そして、船底の倉庫内である意味ブルーになった乎一郎の存在を、誰も知らない・・・。
とまぁ、初っ端からグロい展開となってしまったが、一行は何の問題もなく(大嘘)
グレイスール最初の港町、トリムへと到着した。
「じいちゃん、なにそれ?」
フォルトは港に着くなりマクベインが引きずっている何かの物体にツッコんだ。
「うむ、わしが船室を散歩しとったら倉庫で見つけた乎一郎君と太助君じゃ。」
マクベインは実にはきはきと答える。
だが、どう見ても乎一郎は体中から致死量に値する出血が見られ、
太助に至ってはある意味悟りを開いていた。
船室内で一体何があったんだろう?と不思議そうに思うフォルト達であった。
それと同時に、この非常時にも全く動じない自分達がいることに気付き、自己嫌悪に陥った。
「あのー・・・マクベインさん、俺達もう大丈夫ですから、引きずるのは止めていただけませんか?」
『そうだーよ師匠。あんまり度が過ぎるとただの虐待者だよ〜ん?』
何だか遠くの方で脱力度満点の情けない声が聞こえてきた。
マクベイン一座はその声の主に覚えがあるらしく、何故か武者震いをしていた。
「・・・・その聞き覚えのある声は、シャオかっ!!」
「!!!!??」←海檻メンバーを除く全員
「どうしたんじゃ??」
「吾輩の顔になんか付いてんのか〜い?」
「父さん、世間ではそれを厚顔無恥というのよ。」
的確な発言である。
「いや〜俺てっきりあのシャオがいつの間にやら中肉中背の典型的なオヤジに変身したのかと・・・。」
「中肉中背で悪かったな。」
自覚してたんならどうにかしろよその腹。
「・・!おぉ、そうじゃったそうじゃった。確か太助君達が探しとる女の子の名前もシャオと言うんじゃったな。」
「ややこしいわね。」
「とりあえず紹介しとこう。こっちのオジサンはシャオ、んでこっちが娘のレイチェルじゃ。」
「親子なのに全然似てないね。」
乎一郎が冷静につっこむ。でも的確な内容なので反論できないのが辛いところだ。
「でしょ?ていうかむしろ似て無くてよかったって最近思うようになってきたのよあたし。」
「それはかなり問題があると思います。」←リナ(正論)
リナのつっこみはどこかトゲがある。刺さるとちょっと痛かったりするのだ。
事実言われたレイチェルは少しへこみ気味であった。
「シャオとレイチェルはわし等と同じ旅芸人の端くれでの。たまにこうしてばったり会ったりするんじゃ。」
「へぇ〜、そうなんですか。」
感心する太助達。同業者というものはかくも仲間であり、ライバルであることが多い。
「吾輩は華麗なアコーディオン弾き。レイチェルはボーカルやってんだよ〜ん。」
「華麗かどうかは判断しかねるけどね。」
フォルトもフォルトで酷いことを言う。
初っ端から徹底的にシャオは苛められていた。
「でもこのままじゃあ、いつか本当のシャオちゃんと合流したとき分かりづらくなるんじゃない?」
「あっ、そうか・・・。どうしようかな?」
悩む一同。そして・・・
「中年の方をシャオ(甲)、女の方をシャオ(乙)として区別したらよいのではないか?」←実(真剣な顔)
ばきっ!どかっ!!←ロックラッシュ Byマクベイン
「こっちのシャオならともかく、女の子を番号区別するんじゃないっ!!」
珍しくマクベインにしてはまともな意見である。
にも関わらず、こんなんでも実は本気なのだから怖い。
しかし、作者としてもいちいち男とか女とか括弧つけて区別すんのも面倒なので
実の意見を採用させて貰う。←最低
「ちょっと待たんか。」←シャオ(甲)
何だ、シャオ(乙)?・・・じゃないシャオ(甲)よ?
「我、唱えて汝に求めん・・・。我の力を炎に換え、愚かなる者を焼き尽くせ・・・。ファイヤーボール!!」←リナ(ツッコミ用最小威力Ver.&久々)
どっかーん!!←作者、火達磨になって吹っ飛ぶ
・・・・・・間
「だから女の子に番号を付けるなっつーの!!そんなんだから未だに彼女出来ないのよ!!」
痛いとこ突いてくるなこの娘は。
しかもそんな物騒な火の玉でツッこむな。
「そうだそうだ、それは主である俺だけの特権だ。」←太助(真顔)
バカ主はバカ主で意味不明なことをのたまうし。
「・・・何だか頭痛くなってきた。」←リナ
「結局男って、実君を除いてはバカばっかね〜。」←リディア
「でもそれも結局は作者の意向なのよね。」←ウーナ
「世間て大体そんなモンよ。」←レイチェル(うんうんとうなずく)
女性陣全員による毒舌は一気に場のテンションを盛下げた。
それと同時に、作者久々の特殊能力「死の宣告」が発動しかかった。
が、これ以上生ける屍を増やしてもどうかと思うのでこのまま話を続けることにする。
「そうだ、シャオさん。この町の付近で俺達の姿格好によく似た奴ら、見ませんでした?」
「うんにゃ、全然。」
太助の問いにあっさりと答えたシャオ。ここまであっさり言われると逆にスッキリする。
「と言うことは、次の町か・・・。マクベインさん。次の予定は?」
「そうじゃのう・・・準備が整ったらこのまま町を出て『季節風街道』を通ってビエントという街へ向かう。途中洞窟や林道を通っていくことになるが、ま、さほど長い道のりではないじゃろう。」
「じゃあ吾輩達も師匠と一緒にいかせて貰うよーん。」
「何故じゃ?」
「その方が儲かりそうだからだよ〜ん。」
相変わらず、旅芸人らしからぬ発言が多いシャオであった。←原作から何の進歩無し
「・・・お前には演奏家としてのプライドというものは無いのかっ!!」
「ちっちっち、甘いぞ師匠。世の中所詮これよっ!」←右手でお金の形を取る
新大陸での旅立ちを前に、早くも不安モードまっしぐらの一行だった。
to be continued!!
あとがき
中途半端ですが、シャオ&レイチェル組鮮烈デビュー。次回から再びシリアスモードに突入します。
しかも長い・・・。オリキャラの実とリディアが中心です。