FGBR一発ネタ夏休みスペシャル
     「すりる・しょっく・はぷにんぐ(1日目)」
 
 
青い空、青い海、白い砂浜・・・・そう、遂にやって来たのだ。
 
輝くバカンスの地へと!!
 
takku「ほらぁ〜着いたぞ!全員シャキッとせんかいシャキッと!!」
 
 
太助「あ・・・頭がクラクラする・・・・・。」
 
れたす「気持ち・・・・悪いですぅ・・・・・・。」
 
柳「ホント・・・・クラクラするよぉ〜〜〜」
 
 
死屍累々
 
バスの中で揺られること3時間半・・・・ようやく目的地に到着した面々であったが、作者のあまりの粗暴な運転によってメンバーの大半が車酔いを訴えている。
 
翔子「どーでもいいけどさぁ・・・・お前よくあんな運転で免許取れたよなぁ?
 
takku「取れさえすりゃこっちのモンだ。」
 
最低だなこの作者。
 
takku「ほらほら、宿に荷物置いてさっさと着替えてこい。夏は短いんだ、一秒たりとも無駄にしないように行動しろ。」
 
一同『はぁ〜い。』
 
うなだれながらも、宿へと向かい海水浴の準備をする一行。ん?そういえば・・・
 
いちご「そういえば美神さん、横島さんはどうしたんですか?・・・横島さんのことだからバスのエンジンルームに忍び込んででもやって来そうな気がしたんですけど?
 
黒こげになるぞいくら横島でも。
 
美神「それなら大丈夫。ちゃんとダミーを用意しておいたから。」
 
いちご「ダミー??」
 
美神「そ、ダミー。そういう訳だから、コレあなたのね。」
 
そういうと、美神はいちごに旅行用トランクを手渡す。そのトランクを見て、少し戸惑ういちご。
 
いちご「あ、あれ?あたしはちゃんと自分の荷物を・・・・」
 
言おうとした時、いちごがそれまで持っていた荷物を美神はおもむろに10kgのバーベルを6つぐらい括り付けて・・・・・
 
ぽいっ←いちごの旅行カバンを海に投げ捨てる音
 
ぼっちゃ〜んっ!!←カバンが海の藻屑と化した音
 
 
いちご「・・・・・・・・。」
 
美神「さ、コレで邪魔者はいなくなった訳だしゆっくりと楽しめるわ。行きましょいちごちゃん。」
 
いちご(い、いいのかなぁ?(汗))
 
悩んでも始まらない・・・とりあえずライフセイバーのお兄さんに任せるか。0.1秒でその結論に至ったいちごであった。
 
 
30分後・・・・。
 
 
海岸の外れに打ち上げられていた横島の姿が。
 
体中にワカメが絡みつき、いかにも水死体といった雰囲気を醸し出しているが、一応生きている。
 
 
横島「あ、あのアマぁ〜〜・・・・・いつか仕返ししちゃるっ!!」
 
とは言うが成功した試しがない。実行しても殆ど返り討ちにあっているのが現状だ。
 
横島「やっぱカバンの中ってゆーのはありきたりすぎるんかぁ・・・よし、次からはエンジンルームに忍び込んだるっ!!」
 
懲りてねーしこの男。っつーかホントにカバンの中に忍び込んでたのかよ!
 
エ○パー伊藤かお前は!!
 
 
〜一方女性陣の方は?〜
 
翔子「いくぜ、シャオ!そぉ〜れっ!」
 
シャオ「レベッカさん行きますよぉ〜〜・・・それっ!!」
 
レベッカ「んじゃま歩鈴ちゃんいくわよっ!!」
 
歩鈴「おっけ〜!なのだ!!」
 
 
上記4名は浅瀬でビーチバレーをしている。その様子を後方から見つめる視線が・・・・
 
 
タルト「・・・・・・・」
 
キリュウ「どうなされたのだタルト殿?先程からシャオ殿達の方ばかり見つめているみたいだが?」
 
タルト「な、何でもねぇよっ!!」
 
慌てて何でもないように振る舞うタルトだったが、その仕草はどう見ても怪しすぎる。
 
 
キリュウ「もしかして・・・タルト殿もシャオ殿達と「びーちばれー」・・・・とやらをやりたいのか?」
 
タルト「な、何でオイラがあんなおばさん達と・・・・」
 
言いかけてタルトは背筋に悪寒を感じた。何故なら、彼の後方20mで凄まじい程の殺気を放つ人物がいたからだ。
 
takku&香澄「「ほぉ・・・・あの子らが『おばさん』なら何か?私(俺)達は古代種か何かか?」」
 
目が本気だこいつら。
 
・・・・・・・
 
タルトは死刑を宣告された。
 
 
いちご「青山くん、こっちこっち!!」
 
雅也「ははっ、いちごそんなに急がなくても大丈夫だよ。」
 
久々のお休み・・・と言うこともあってか思いっきりいい感じのいちご&雅也ペア。そんな二人を恨めしそうに見つめる土門。
 
土門「くっそぉっっ!!中坊のクセにイチャイチャしすぎなんだよお前等!!
 
そういうあんたはめっちゃ見苦しいぞ。
 
土門「はぁ・・・・俺も風子とあんな風にイチャイチャしてぇなぁ・・・・(涙)。」
 
想像したところで、空しくなるだけである。至らない妄想もほどほどにして土門はその場を立ち去ろうとする。と・・・・
 
歩鈴「・・・・・・・・」
 
土門「・・・・・・・・」
 
しばし見つめ合う二人・・・・・。
 
歩鈴「歩鈴じゃ役不足なのか?」
 
土門「Σ(゜Д゜)」
 
何故そこで歩鈴が流し目を使うのかは不明だが、思いっきり土門は心の中で叫んでいた。
 
土門(子供(チャイルド)ぢゃねぇぇぇぇぇかぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!)
 
土門の切実な叫びも分からんでもないが、この際贅沢は言ってらんないと思う。
 
 
〜所変わって作者Side〜
 
 
takku「ふぅ・・・・どこもかしこも見渡す限り青春だらけだねぇ〜」
 
フィリア「珍しく大人しくしてると思ったら・・・何柄にもなく観照に浸ってるのよ?
 
takku「柄にもなくは余計だ。俺にだってそれなりに考える時はある。」
 
フィリア「・・・・・・・・・・・・。」
 
しばし沈黙する二人。
 
 
フィリア「・・・例の告白事件が事の発端?」
 
takku「お口チャーック!!!」
 
 
本人の了承も得てないのに、他人の古傷をあさるような真似をさせる訳にはいかない。
 
作者(takku)は慌ててフィリアの口にチャックを描いて塞ぐ。
 
takku「全く、俺が人生について考えちゃおかしいか?」
 
フィリア「むー、むむんむむ、むむんむーむんむむむんむんむんむむむん(訳:ええ、元々ギャグオンリーの作者が突然シリアスになったら皆が病気かと思うくらい)。」
 
takku「チャック開封。」
 
自分でチャックさせといて何だが、すっごく不毛な会話になりつつある。このままでは読者に多大な負担を強いることになるのでチャック絵を消す。
 
 
takku「まぁ愛に年の差はないって言うけど、俺の場合は全く問題ではないがな。」
 
フィリア「少しは身の程を知りなさいこの阿呆ロリコン。」
 
カッ ドサリ
 
突如として意識を奪われた香澄は、
 
その手に握る(握らされた)デザートイーグル50A.E.(10インチカスタム)でフィリアを撃ち抜く。
 
ちなみにそのデザートイーグルはかつてBIOHAZARD2の限定モデルとして発売されたエアガンの改造版だ。
 
見た目はただのエアガンだが、4gの鉛玉を秒速150mで発射できる様になっている。
 
takku「・・・俺の気にタッチするような真似をした奴から順に始末していくって言ったろう?」
 
警告にも似た一言を残して、作者はその場を立ち去っていく。
 
そして、残された香澄はそれから数分後に意識を取り戻し、目の前に血みどろになって倒れているフィリアの姿に困惑したのは言うまでもない・・・。
 
 
〜所変わって太助Side〜
 
太助「はぁ・・・・・ヒマだ。」
 
シャオは引き続き翔子達とビーチバレー(4ゲーム目突入)中。ルーアンは海の家でかき氷やら焼きそばやらカレーやら、いろいろなメニューを堪能中(←もちろん請求は太助行き)。
 
キリュウは言うまでもなく暑さにK.O.という訳で、彼はものすごくヒマを持て余していた。
 
太助「しょうがない、ちょっとそこらをブラつくか。」
 
そういって太助が立ち上がろうとすると・・・・
 
キッシュ「お、あんたは・・・・・」
 
太助「!!!???」
 
太助が驚いたのも無理はない。自分と全く同じ声の人物がすぐ後ろに立っていたのだから、一瞬もう一人の自分に話しかけられたのかと思った。
 
太助「あ・・・えーと、キッシュ君だった・・・かな?」
 
キッシュ「『君』は付けなくても構わないよ。何だか他人のようには見えないからね。」
 
正確には前世と来世の関係と言うべきなのだが。どちらがどちらかはあえてコメントしない。
 
と、何やらある意味同一人物の二人がぎこちない会話をしていると・・・
 
 
takku「おっ、珍しい組み合わせだな。CVネタか?
 
太助&キッシュ「「お前の陰謀だろうがどうせ。」」
 
うーん・・・同じ声で二重ツッコミ。阪口さん大変だろうなぁとすっごく他人事な事を考えている私。
 
takku「ん、仲良くやってるようじゃないか二人とも。結構結構。」
 
キッシュ「年寄りみたいなセリフを吐くね?」
 
takku「・・・・・・」
 
とりあえずツッコんでも大してボケは取れそうにもないので、無視して海へと向かう私・・・
 
ずぼごぉっ!!
 
 
takku「んなあぁぁぁっ?!!?」
 
突如視界が急に下がり、気がついてみれば視界は青空の方を向いていた。何が起きたのか分からず辺りを見回すと・・・
 
クリス「なっははははは!!それそれ、埋めろ埋めろぉぉぉぉっ!!
 
翔子・タルト「「お〜〜〜っ!!」」
 
 
言うが早いが、シャベルとバケツを持った二人が辺りからかき集めた砂を私が落ちた落とし穴にザックザックと放り込む。

takku「な、お、オイお前等!一体何を!!?」

クリス「スキンシップ♪スキンシップ♪♪」

翔子「しっかり毒抜いてやるからな〜」

タルト「泣かしてやる〜〜♪」

そしてついには作者は首から上だけを砂の上から出すといった状態となり、身動き一つ取れなくなってしまった。

takku「くっそ〜あいつら俺はこのSSの作者だっつーのに・・・って、うぉぉぉぉぉがぼぼぼぼぼっ!!

後ろを振り向くなり、突如として襲いかかる波に、一時呼吸困難に陥りかけた作者だったが、何とか窒息する前に波が引いて事なきを得た。

 

そして作者の目の前に二人の人物の影・・・・ジルとバリー。

 

takku「おぉ、ちょうどいいところに来た!ちょっと俺をここから掘り出してくれ!!」

 

ジル「嫌。」

 

バリー「作者がここで大人しくしてれば俺等は面倒事に巻き込まれなくてすむもんなぁ。」

 

takku「・・・・・・。」

 

なんか・・・悔しいぞ、異様に。

 

 

ジル・バリー「「そういう訳だから、死なない程度に頑張ってくれ。」」

 

takku「あ、っちょ、ちょっと待て!!待っ・・・がぼぼぼぼぼっ!!

 

助けを求める叫びは、無情にも爽やかな波によって抹消された。

 
 
 
〜再び戻って太助Side〜
 
太助「んじゃな、キッシュ。」
 
キッシュ「ああ、あんまりいちごを苛めるなよ!」
 
むしろ苛められてるのは太助のような気がする。花織と一緒に。
 
 
太助「ん?・・・キリュウじゃないか。うぉ〜い、キリュウ。大丈夫かぁ?」
 
キリュウ「・・・主殿か。あまりの暑さにメルトダウン(炉心融解)を起こしそうだぞ。」
 
太助「いや、起こしそうっていうか起きてるし。
 
実際現在のキリュウはそりゃもう真夏の炎天下に放置されたアイスのようにどろぉ〜んと溶けかかっている。
 
多分今の状態で冷凍庫に入れるかリボン・アイシクルレイヤーを使ったらすっごく間抜けな姿で固まるに違いない。
 
太助「そういえばキリュウ、前からちょっと気になってたことがあるんだけど・・・」
 
キリュウ「・・・・何だ、主殿。やぶからぼうに?」
 
太助「キリュウってさ・・・・北大西洋のマーメイドプリンセスと知り合いか何かか?
 
キリュウ「何処でそんな情報を仕入れてきた主殿?」
 
キリュウは主も遂にこの暑さでおかしくなったんじゃないかと本気で思った。
 
 
太助「いや何かさ、この前たかしん家行ったら人魚なアニメ見せられてなぁ・・・その中のキャラの一人が異様にキリュウの声とそっくりで。」
 
キリュウ「主殿、こんな事言うのは少々気が退けるが・・・・野村殿は普段何をしている??
 
太助「さぁ・・・?親友の俺にすら明かしてくれねーし・・・だんだんあいつの親友でいいのかどうかすら疑問に思えるようになってきた。
 
・・・・・・もはやたかしのキャラがどんなんだったかすら思い出せないな。
 
 
キリュウ「一応言っておくが・・・CVは全然違うぞ。
 
太助「分かってる・・・・。プリンセスの方が浅野まゆみ嬢でキリュウが某(超)天然戦艦艦長なんだよな。」
 
キリュウ「万象大乱。」
 
ばきっ どかっ ぼくっ めきょりっ
 
 
自分のCVだけ異様な例え方をするバカ主に制裁を与える万難地天。最後の「めきょりっ」の部分だけ異様に太助の身体が捻られていたのは気のせいではないだろう。
 
太助「ぐ、ぐふっ・・・・・く・・・き、今日もぴちぴちボイスでライブスタート・・・。
 
キリュウ「大乱。」
 
力尽きる寸前に壊れた一言を残した14歳の少年は、齢4000を軽く超えているであろう少女に昇天させられた。
 

〜晩飯編〜

 

やはり・・・そこそこ良い旅館ということもあってか、出されてきた食事もかなり豪勢なモノばかりだ。

 

鯛の活け作りや夏松茸の土瓶蒸し・・・見てるとため息が出そうなメニューなのだ。

 

 

いちご「う・・・うっそぉ〜!すんごい豪勢じゃない今日の晩ご飯っ!!!」

 
みんと「うちの夕食に比べると少々物足りませんけど、まぁまぁですわね。」
 
クリス「さぁさぁみんな、適当に座ってコップに並々とビールを注げぇ〜♪
 
ほぼ全員『未成年に酒を飲ますな。』
 
一部テンションが激落ちだったが、そんなことはお構いなしに皆勝手に飲み物を自分のコップに注ぐ。無論未成年はジュースだが・・・。
 
キッシュ・パイ・タルト「「「コレは我々に対する嫌がらせか???」」」
 
そう、彼等三人だけ何故か注がれたのがジュースではなく青汁だった。
 
注いだ張本人は、なんとシャオ。
 
 
シャオ「ご、ごめんなさいっ!顔色がお悪いようだったんで青汁で精を付けて貰おうと思ったんです・・・けど・・・。」
 
顔色が悪いって・・・彼等は元々そんなんなんだから別に気を遣わなくても・・・って皆笑いすぎ。特にいちご。
 
美神「んじゃま、司会進行は・・・・烈火君、君やんなさい。」
 
烈火「ほいよっと!んじゃま、作者の提案(多分陰謀)によってだが、こうしてみんなで集まってバカ騒ぎが出来たことを祝して・・・乾杯ィィィィ!!
 
一同『乾杯ぃぃぃぃ!!』
 
 
とりあえず一日目はこんなんで終わりです。では・・・二日目を乞うご期待!!
 
 
オマケ
 
takku「嗚呼・・・月が眩しいなぁ。なんてセンチメンタルに浸ってる場合じゃねごばがががががが!!!
 
まだ埋まってました。
 
 
横島は・・・?
 
まだまだ続きます
 
あとがき
 
第二弾という事で、お送りしましたがいかがでしたでしょうか?
 
まず最初に一言・・・しおりさん御免なさい(謝罪)。
 
さんざ悩みましたが、ネタにしちゃいました。・・・許可無しでここまでやるバカいねーぞ普通。
 
話は変わりますけどデザートイーグル、私本当に持ってます。ネットオークションで3万で手に入れました。めたんこ格好いいッス!!
 
後声優ネタなんすけど・・・長くなりそうなので日記にて書きます。以上。