FGBR一発ネタ夏休みスペシャル
     「すりる・しょっく・はぷにんぐ(最終日)」
 
前書き
 
 
ジーナ「前回はバイオレンスな感じの私でしたが、今回は思いっきりヒロインモード全開ですよぉ〜(はぁと)
 
今更遅いっちゅうねん。
 
 
 
それでぇ〜わぁ〜・・・本編開始♪
 
台風一過・・・一転して快晴の三日目。燦々と照りつける太陽を背に浜辺ではじけまくる面々。
 
そう、まさに夏真っ盛り
 
ジル「悪いけど実際にはもう11月後半に差しかかってるところだから。」
 
 
・・・・それは前回お詫びしたでしょ。いらんところでツッコミ入れなくてよろしい。
 
takku「全く、気分だけでも真夏のバカンスを満喫しようと思ってたのに・・・水を差しやがって。」
 
翔子「だから・・・今更遅いっちゅうの!!
 
カッ ドサリ
 
突如意識を奪われた香澄は、その手に握るRAGING BULL(←マグナム銃です)で、
 
翔子の眉間を打ち抜いた。
 
まだあのネタ続いてたのかと呆れかえる一同の一部・・・・ブレイカー組に若干の異変が。
 
 
ジュンイチ「トップでいきなりヒロイン宣言したのはまぁ許せる(爆)として・・・・なんて格好しちょるジーナ。
 
ちなみに彼女の今現在の格好・・・自前の水着にピンクのズラを被り、さらにネコミミのカチューシャーを装着している。
 
 
ジーナ「やっぱ正規ヒロインの王道と言えばこれでしょう!」
 
あずさ「本人すぐ近くにいる前でよく出来ますね。」
 
モデルとなった正規ヒロイン(※注:主人公)は・・・・
 
 
雅也「・・・・・何やってるの、いちご?」
 
いちご「えっ?どうすればフィリアさんや風子さんのように乳揺れを再現できるかと今試行錯誤を
 
雅也「しなくて良いから。」
 
第2次の様に各キャラの戦闘シーンのカットインが入るとしたら、フィリアや風子、令子にジルなど豊満な連中は絶対揺れると思われる。
 
念のために説明しておくが、いちごの場合はカットインがあっても多分揺れませんどんなに頑張っても。←酷
 
 
 
 
あずさ「一言言っておきます。アレを見習うという事はアレと同次元生命体(↑あんな次元)になると言う事ですよ?
 
ジーナ「真のヒロインになるためには常に犠牲は付き物です。」
 
ジュンイチ「そんな犠牲払うくらいだったら真のヒロインになんかならんでもいい。」
 
どっかの鋼兄弟の言葉を借りるなら、『人は何かの犠牲無しには何も得る事は出来ない』と言うところか。
 
もしそうだとしたら、その代償の高さは恐らく人体練成にも勝るとも劣らないだろう。
 
 
ジュンイチ「それに・・・オレん中では『ヒロイン』っつーのは純真無垢な清少女っていうイメージが固まってるんでね。」
 
ジーナ「まさに今の私ピッタリじゃないですか!」
 
ジュンイチ「前回あれだけ血生臭い事して、しかも今回はよりにもよって
ネコミミコスプレしてるヤツのどこが純真無垢な清少女なんだよ。」
 
 
ジーナ「・・・・・・・。」
 
 
・・・・・しばらくお待ち下さい・・・・・
 
 
れたす「ん?」
 
レベッカ「どうしたのれたす?」
 
れたす「今、どこかで大きなモノ水中に勢いよく落ちる音が・・・。
 
土門「ものすごく具体的な説明だな・・・。まぁ落ちるとしたら美神さんにぶん殴られて宙を舞った横島くらいか。
 
 
と、土門は推測するも、実際には  美神→ジーナ  横島→ジュンイチ  の要領で入れ替わっていた。
 
 
 
〜所変わって・・・〜
 
パイ「ふぅ・・・ここなら静かで気持ちがいいな。」
 
と言いながらパイは地面に腰掛ける。彼の現在地は浜辺から少し離れたところにある小さな岬。
 
それほど大きなモノでもないので危険はない。ということでうるさい奴等の傍らにいるくらいならここで涼んでいた方がいい。
 
そう踏んできたのだが・・・。
 
パイ「・・・・・先客か。」
 
そう、既に岬の先にはキリュウが腰掛けていた。それもすんごい満足そうな表情で。
 
キリュウ「どうなされたパイ殿。もしかしてそなたも涼みに来たのか?」
 
パイ「いや・・・これ以上作者の思惑通りに動くというのも癪(しゃく)に触るのでな。ヤツから離れたところにいればとばっちりを受ける事はまずないだろう。」
 
 
作者の思惑通りに動かされなくとも、身内のとばっちりに巻き込まれた人間(↑)だっているのに。
 
 
キリュウ「パイ殿は・・・この旅行が終わったらどうなされるつもりなのだ?」
 
パイ「実は・・・あんまり考えてない。多分これからも・・・私達は私達の成すべき事をしなければならぬと思うからな。」
 
うつむき加減で答えるパイ。しばし考えた後に、キリュウも再び口を開く。
 
 
キリュウ「私の・・・私の主殿ならきっとこう言うぞ。『君らには君らの人生がある。好きな様に生きればいい。』とな・・・。」
 
パイ「ほう・・・好きな様にか。」
 
キリュウ「変わっているだろう?主殿は私の使命を理解した上でその言葉を私に言ってくれた。・・・きっとそなた等にも言ってくれるはずだ。」
 
 
『恵まれたものだな』とパイはそう思った。だが・・・
 
パイ「だが、私には譲れないものがある。そのためにも、私達は使命から逃げ、負ける訳にはゆかん。」
 
キリュウ「そうか・・・ならば頑張られよ。そなた等の努力、無駄にはならぬはずだ。」
 
パイ「・・・・・それは、我々が何をしようとしているのか分かって言っているのか?」
 
キリュウ「・・・・・・。」
 
静かに頷くキリュウ。
 
悟りを開いた様な満足そうな顔で、パイはその場を立ち去っていった・・・。
 
 
さらに数分後・・・。
 
 
浜辺のド真ん中でさらし者にされてるジュンイチの姿が。
 
十字架に貼り付けにされ、その根本には『上の者、乙女の夢を汚せし者也。』と書かれた看板が立てられていた。
 
ジュンイチ「ちょ・・・ちょっと待てって!!何でオレがこんな所でさらし者にならにゃならねぇんだ?!」
 
ジーナ「え〜んっジュンイチさんが私の夢を踏みにじったんですぅ〜〜!!」
 
あずさ「前々から思ってたんだけど・・・お兄ちゃんって鬼ね。
 
風子「屑だなクズ。」
 
いちご「女の子の敵ですよ敵ッ!!」
 
ジュンイチ「誤解だぁ〜〜〜っ!!!」
 
有無を言わさず罪をなすりつけられるジュンイチ。一方ジーナがこっそりと目薬の様なモノを手の中にしまったとかしまわなかったとか。
 
 
ジュンイチ「つかあずさ!てめー妹ならちっとは兄のフォローとかすんのがフツーじゃないのか?!」
 
あずさ「ごめんお兄ちゃん、悪いけどフォローできない。」
 
ジュンイチ「イジメだぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
 
当初はさすがにあずさもジーナを止めようとはした。だが途中から何者かの意志が働き、思考が180度真反対へとひっくり返ってしまった事は誰も知らない。
 
ジュンイチ「頼むみんな!オレの言う事を信じてくれ!!おかしいのはジーナの感性でオレはその軌道修正を・・・」
 
 
いちご「じゃああたし等全員おかしいんですか?」
 
・・・そういや彼女ら5人が開祖なんだよな。でも、元を正せばおかしいのは彼女らではなく、白金の感性だろう。
 
白金「何か言ったかヘタレ作者?」
 
ズキュン ドサリ
 
takku「言ったはずだ。オレの逆鱗にタッチしたヤツから始末してくってな。」
 
ジル「珍しく今度はサイレンサー無しなのね。」
 
明らかにどうでもいい事にツッコミを入れるジル。とその時・・・!
 
 
シャオ「まあっ!ジュンイチさん、どうしたんですか!?!」
 
ジュンイチ「あぁっ、天の助けだっ!!シャオちゃーんっ、頼むこいつ等を吹っ飛ばしてくれぇぇぇぇっ!!」
 
あずさ「なっ、ちょ、ちょっとシャオさん味方につけるなんて卑怯じゃないっ!!」
 
いちご「いや、いくらシャオさんでもそこまで天然じゃ・・・。」
 
翔子「甘いぜ桃宮。」
 
いちご「へ?」
 
翔子「シャオは一端キレると見境が付かなくなるからな。・・・ましてやジュンイチの奴シャオに泣き寝入りで助けを求めやがったからこれからどうなるか・・・火を見るよりも明らかだぜ。」
 
 
翔子の言葉に促され、あらためてシャオの方を見ると・・・うあ、もう既に戦闘態勢に移行してるし。今にもハデ目の星神を召喚せん勢いや。
 
翔子「ま、待てよシャオ!!あたし等はただ・・・」
 
シャオ「天、明らかしてに星来たれ・・・」
 
風子「止まらねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
 
 
その直後、一閃の光が辺りを包み込み・・・・・・
 
シャオを除く過半数の人間(ジュンイチ含む)が、沖の方へと吹っ飛ばされた。
 
その中には、エイリアン三人組の顔もあったとか無かったとか・・・。←はっきりしろよ
 
 
10分後、ライフセイバーのお兄さん方の活躍によって、ドザエモンになりかけた一同だったが何とか無事で済んだ。
 
・・・・・ジュンイチを除いては。
 
ジュンイチ「・・・あのとき十字架に括り付けられてたからなぁ。受け身も防御も叶わずにそのまま海へダイブ・・・。マジで死ぬかと思った。」
 
 
そして、加害者(シャオ)はというと・・・先程からコメツキバッタの様にジュンイチにペコペコと頭を下げて謝っている。
 
ジュンイチ自身あまり気にとめていないため『死なずにこうして生きていられるだけで十分さ』と言い残し、ジーナ達を連れて自分達の部屋へと戻っていった。
 
 
 
そして、迎えのバスがやってきて・・・
 
れたす「あっという間でしたね・・・この休みも。」
 
歩鈴「でも楽しかったのだ〜♪またみんなで遊びに来たいのだ〜!!」
 
 
フィリア「・・・子供は気楽でいいわよねぇ。にしてもホントに帰り運転して帰るの香澄?」
 
香澄「ええ、作者さんの運転じゃいつあの世への片道特急切符を手に入れちゃうか分かんないから。
 
バリー「ところで・・・Ms.三原は二種免許・・・持ってるのか?」
 
香澄「当〜然!」
 
 
自信満々と差し出された香澄の免許証には確かにそのような書き込みがなされていた。
 
フィリア「・・・・偽造じゃ、無いわよね?」
 
香澄「ケンカ売ってる?」
 
双方とも、さらっと酷い事を言った様な気がするが・・・。まぁそんなこんなでバスは帰路へとつき・・・皆それぞれの居場所へと帰っていった。
 
 
そして・・・数週間後。夏休みも終わりにさしかかっていた、ある日の事。
 
 
セリカ「獅龍剛炎拳地の撃・四の型・・・轟拳っ!!翡翠弾っ!!!」
 
 
ミュウイチゴ「リボーン・ストロベリーサプラァァァァイズっ!!」
 
ちゅどぉぉぉぉんっ!!
 
 
キッシュ「くっ、あと少しのところで!!」
 
パイ「作戦失敗・・・・さらなる予測致死率(フェタルレート)向上を・・・。」
 
 
あんま進歩してませんこいつ等。旅行前と大して変わんねーし。
 
 
ミュウイチゴ「てやんでぃっ!!おととい来やがれってんだ!!」
 
令子「今度は江戸っ子・・・・。バリエーションが豊富でいいわねぇ。
 
何でいいんだろうか?まああまり深くは考えないようにしよう。何故なら、今こうしてる時も彼等は『生きている』のだから・・・。
 
 
 
 
夏休みSP終わり
 
あとがき
 
ども、二日目からちょっと間を置いてみたのですが、どうだったでしょうか?
 
FGBR始まって初めて星神に出番が回ろうとしてきていますが、まだ姿すら見えてない状態。
 
こんなんで大丈夫なのかとお思いの方々もいると思いますが、ちゃんと本編でも彼等の出番はありますのでご心配なく。
 
さてと・・・モリビトさん二度目のごめんなさいです(謝罪)。
 
ヒロイン宣言したにもかかわらず、結局バイオレンスなままで終わってしまったジーナちゃんにもごめんなさい。
 
終始毒舌キャラのまんまで通してしまったあずさちゃんにもごめんなさい。
 
そして何より、結局二日目・最終日通して皆から苛められてばっかでイイとこ無しのジュンイチ君、ごめんなさい
 
最後だけイイ事書いても上記の罪状だけは隠しようがなかったので素直に謝りました、ハイ。